体験リサーチ 福山自動車時計博物館と阿藻珍味へ>
- 6月29日
- 読了時間: 2分
更新日:8月5日
— 「体験する」ことで価値が生まれる仕組みを学ぶ —
■ 「見る博物館」ではなく、「触れる博物館」
今回は、広島県福山市にある「福山自動車時計博物館」。

館内に一歩入るとクラシックカーやバイク、時計、蓄音機など、時代を彩った数多くの展示品が並ぶ。


実際に乗ることができる車両や、音を聴ける蓄音機、動く展示など、五感を使って楽しめる工夫が随所に散りばめられていた。

博物館というと「静かに見る場所」というイメージがあるが、ここでは「体験することで記憶に残す」という考え方が徹底されていた。

ー本物だからこそ伝わる時間の重みー
古い車や時計には、現代にはないデザインや素材感が残されている。
・丸みを帯びたボディライン。
・金属の質感。
・手作業で仕上げられた計器類。
・一つひとつに、その時代の技術が詰まっている。
・写真では伝わらない「大きさ」「重さ」「空気感」。
本物を目の前にすることで、デザインの背景まで感じ取ることができた。



ー阿藻珍味で「つくる楽しさ」を体験ー
その後、福山市の老舗「阿藻珍味」へ。

ここでは、
・ちくわ作り体験
・手焼きせんべい体験
・ふりかけ調合体験に参加。
自分の手で作ることで、食への興味や愛着が大きく変わることを実感。
— 手を動かすことで価値が生まれる —
ちくわ作りでは、魚のすり身を竹に巻き付ける作業を体験。
職人が簡単そうに見せる作業も、実際にやってみると均一に巻く難しさが分かる。
ふりかけ調合体験では、自分好みの配合を考える楽しさがあり、「選ぶ」だけでは得られない満足感があった。
せんべい作りでは、焼き加減ひとつでカタチや色、食感が変化する。
完成品を受け取るよりも、「自分で作った」という体験そのものが思い出になる。




— 「参加型」が人を惹きつける—
今回は、本物には、写真では伝わらない価値がある。
体験することで、商品や展示への愛着が生まれる。
「見る」から「参加する」へ変えるだけで、満足度は大きく向上する。
これは観光施設だけでなく、イベントやワークショップ、デザイン制作にも応用できる考え方。
作品を「見てもらう」のではなく「参加してもらう」。
その視点が、人の心に残る体験を生み出す鍵になる。
デザインとは、見た目を整えるだけではなく、人の心に残る体験を設計することこそ、これからのデザインに求められる大切な役割だと感じた。
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