一泊二日のデザインリサーチ旅in大阪・関西万博
- marbledrop
- 6 時間前
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― 万博とリゾナーレ大阪で感じた、創造の原点 ―
さまざまな案件のデザインリサーチを目的に、一泊二日の滞在を行った。
宿泊先は、大阪湾を一望できる 星野リゾート「リゾナーレ大阪」。


ー決まった遊び方のない創造空間ー
最上階28階には、日本最大級のアトリエが広がっており、
そこでは「決まった遊び方のない創造空間」という独自のデザイン哲学が息づいている。
アトリエには、木・布・紙・金属など多様な素材が並び、訪れる人が自らの感性で“見て、触れて、考え、表現する”体験を通じて、新しい発想や感覚に出会うことができる。
素材の質感や色の違いを確かめながら制作に没頭する時間は、デザインの原点が「観察と発見」にあることを思い出させてくれる。





夜には、客室から大阪湾の向こうに関西万博の会場が望めた。花火やドローンショーが空を彩り、光・音・構成の全てが、まるで“体験としてのデザイン”のように調和していた。

ー大阪・関西万博で見る、世界のデザイン思想ー
翌朝、ホテルを出発して関西万博会場へ。巨大な大屋根リング を中心に、各国のパビリオンが立ち並び、世界中のデザイン思考が一堂に会していた。


アルメニヤパビリオン、大阪ヘルスケアパビリオン、PASONA NATUREVERSE、ポルトガル、アラブ首長国連邦(UAE) など見学。


それぞれの展示空間には、「自然との共生」「再生」「人の感性とテクノロジーの融合」といったテーマが明確にデザインされている。
なかでも 大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンゲート」 は、木の温もりと光の陰影を活かした空間構成が秀逸で、来場者の動線までも“癒し”を感じさせる設計になっていた。「空間が人の心を整える」という、デザインの本質的な力を強く感じた瞬間だった。

屋外に展示されている巨大な ガンダム像 も印象的だった。その構造美と造形の精密さは、まさに日本の技術とデザインの融合を象徴していた。

ー体験から生まれるデザインー
17時頃まで会場を見て回り、帰路につく。
今回のリサーチを通して実感したのは、“デザインは理論ではなく、体験の中から生まれる”ということ。空間を歩き、素材に触れ、光を感じ、人の動きを観察する。それらの積み重ねが、次の創造へとつながっていく。
短い旅ながらも、多くの刺激と発見があった。
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